G20会談 (c) Getty Images

米国のトランプ大統領は12月2日、中国との間で米国からの輸入車の関税の引き下げや撤廃で合意した、とTwitterを通じて発表した。

現在、中国は米国からの輸入車に対して、40%の関税を課している。これは、今夏から米中の間で起きている貿易戦争の影響だ。米国政府は2018年7月、中国の知的財産侵害に対しての制裁を発表し、自動車などの中国製品に25%の関税を上乗せした。

これに対して、中国政府の商務部は8月、米国からの輸入車などに、25%の関税を上乗せする報復措置を発表していた。その一方で、米国以外の国からの輸入車の関税は、15%に引き下げた。米国に対しては、この15%に25%を上乗せし、40%という高い関税となっていた。

トランプ大統領は12月1日、アルゼンチンで開催されたG20会議の後で、中国の習近平国家主席との間で首脳会談を行った。この席で、米中の自動車関税に関して、議論されたと見られている。China has agreed to reduce and remove tariffs on cars coming into China from the U.S. Currently the tariff is 40%.— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2018年12月3日