横浜ゴムのブースイメージ

横浜ゴムは12月5日から7日まで、幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催される国内最大の接着・接合・溶接の専門展「接着・接合EXPO2018」に出展すると発表した。

同社が出展するのは今回が2回目。接着剤やコーティング材をメインに開発中の商品を多数紹介し、技術開発力をアピールするとともに、自動車、電化製品、建材など、多分野で採用されている幅広い商品群を紹介する。

今回出展する接着剤の目玉は、開発中の高強度・高弾性を両立した「2液高弾性ウレタン接着剤」。開発品は、異種材料間での接着・接合が急速に求められている自動車やエレクトロニクス分野での応用を見込んでいる。

販売中の商品では、音(振動)特性に優れる速硬化型接着剤や、絶縁性の高い熱伝導接着剤、シール部材の解体・リサイクルが期待できる易剥離性のホットメルト型接着剤などを展示する。

コーティング材では、開発中の耐水・耐熱性の高い「1液型防曇コート材」と、経時で傷を修復する機能を持つ「自己修復コート材」に加え、ブルーライトなど、特定の波長光を選択的に反射する「UV硬化型コート材」を紹介する。

このほか、床目地(土間目地)に使用する高硬度・速硬化の建築用シーリング材や、各種構造材の補強材として開発中の高強度発泡フォームなども展示する予定。

「接着・接合EXPO」は、接着・粘着剤などの材料から溶接・摩擦撹拌・超音波・拡散などの接合装置・技術が紹介される展示会で、国内外から自動車、鉄道、造船、電気・電子機器、建築・建材、新エネルギー、産業機械など各メーカーの技術者が多数来場する。

幕張メッセ《撮影 高木啓》