BMWグループ(BMW Group)は11月30日、生産や物流部門にVR(仮想現実)技術や自動運転技術を導入した、と発表した。
BMWグループの工場の従業員は、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスから物流プロセスをコントロールし、VRアプリケーションを使用して、今後の物流を計画することができる。
物流部門の従業員には、スキャナーとディスプレイ、データグラス、スマートウォッチが一体化された手袋が支給される。このグローブスキャナーは電子ラベルを読み取って、小型ディスプレイに部品の正確なデータを表示する。
VRは物流計画において、重要な役割を果たしている。従業員は将来の物流計画を素早く効率的に設計し、必要なスペースを算出することができる。この数年間、BMW グループは特殊な3Dスキャナーと高解像度カメラを使用して、ミリ精度のデジタル形式に工場を改革してきた。
また、BMWグループは初めて、ドイツ・ライプツィヒ工場に自動運転の輸送ロボット、「オートトレーラー」を導入した。これにより、トラックの荷台トレーラーを、積載または荷下ろし場に自動的に輸送できる。最大積載量30トン以下の荷台トレーラーは、工場の屋外エリアにおいて、自動でナビゲートされる。センサーとカメラが、車両の周囲360度をモニターし、安全を確保している。
BMWグループ、VRや自動運転技術を導入…生産や物流に
2018年12月03日(月) 15時30分
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