コンチネンタルの「モビリティ・スタディ2018」(イメージ)

コンチネンタル(Continental)は11月20日、「モビリティ・スタディ2018」の調査結果を発表した。運転を楽しんでいると回答した日本人は43%で、5年前と比較して14ポイント低下している。

「モビリティ・スタディ」は、コンチネンタルが毎年公表しているもの。市場調査/社会調査会社のinfas社と共同で、日本、ドイツ、米国、中国において、一般ドライバーおよそ5000名を対象に調査を行った。科学分野や自動車業界の有識者へのインタビューも行い、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転の受容に関する世界で最も総合的な調査のひとつとなっている。

5年前の調査と比較して、渋滞をストレスと感じるドライバーは、日本では50%から64%へ、14ポイント増えた。米国の場合、この割合は5年前の49%が53%へ、4ポイントの上昇にとどまる。中国では渋滞をストレスと感じるのが、ドライバーの40%なのに対して、同乗者では47%と高くなる。

ストレスにもかかわらず、運転が楽しいと回答した人の割合は、ドイツが64%、米国が62%だ。中国では、運転を楽しんでいるドライバーは、5年前の48%から69%に、21ポイント増えた。一方、日本人で運転が楽しいと回答した人の割合は43%にとどまった。これは5年前の57%と比較して、14ポイントの低下となる。

同乗者が車での旅行が楽しいと回答した割合も、日本は9%と低い。ドイツでは43%、米国と中国では、3割以上が、車での旅行は楽しいと回答している。