日産自動車は、平成30年秋の褒章にて、同社栃木工場第二製造部第一鋳造課に所属する出頭光好氏が「黄綬褒章」を受章し、11月14日に伝達式が行われたと発表した。
黄綬褒章は、その道一筋に業務に精励し衆民の模範である人を対象に贈られるもの。同社で41年勤務している出頭氏は、画期的な発案で砂型を考案し、エンジン部品のカムシャフト生産ラインで発生していた焼き付き不良の撲滅に成功した。この方案は社内外の鋳造製作にて標準化され、それにより、5本取りから10本取りの砂型が実現。工場の生産能力が30%向上したことで、海外拠点も含めたグローバル供給できる生産量が実現した。今回の受賞では、これらの功績が認められた。
なお同氏は、平成29年度に「卓越した技能者」厚生労働大臣賞「現代の名工」を受賞し、今回の黄綬褒章の受章に至った。
日産ではその他、栃木技能教育センターに所属する加藤勇一氏と、いわき工場に所属する今野和男氏が、卓越した技能者に授与される平成30年度厚生労働大臣表彰「現代の名工」を受賞した。
日産、鋳造の「名工」出頭光好氏が黄綬褒章を受章
2018年11月15日(木) 06時45分
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