パテント・リザルトは11月14日、独自に分類した自動車部品業界の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「自動車部品業界 特許資産規模ランキング」をまとめた。
2017年4月1日から2018年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計。その結果、1位はデンソー、2位は日立オートモティブシステムズ、3位は矢崎総業と、トップ3は昨年と同じ顔ぶれとなった。
1位デンソーの注目度の高い特許には、「小型化した駆動装置を制御する電動パワーステアリング装置」や「羽根車(インペラ)の破損を防止する燃料ポンプシステムに関する技術」などが挙げられる。
2位の日立オートモティブシステムズは、「耐久性を向上した車両制動用ディスクブレーキ」や「車両走行時の広い周波数域に対応した減衰力の制御を行うサスペンション装置」などが注目度の高い特許として挙げられる。
3位の矢崎総業の注目度の高い特許には「アルミニウム電線の露出した導体部を被覆する被覆装置及び被覆方法」や「電池の劣化度合や内部抵抗などの状態を検出する電池状態検出装置」などが挙げられる。
そのほか、4位の日本精工は「絶対角度を検出する光学式エンコーダ」、5位の住友電装は「電源配線を容易に配索し得る自動車用電源供給装置」が注目度の高い特許として挙げられる。
自動車部品特許資産規模ランキング…トップ3はデンソー、日立オートモティブ、矢崎総業
2018年11月14日(水) 10時32分
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