コンチネンタルとAI(人工知能)のイメージ

コンチネンタル(Continental)は11月12日、AI(人工知能)分野のエンジニアを2021年までに7割以上増員し、およそ700名とすると発表した。

コンチネンタルがAI分野のエンジニアを増員する大きな理由のひとつが、先進運転支援システム(ADAS)の開発の強化だ。コンチネンタルは、先進運転支援システムの開発にAIを利用して、テクノロジーの大幅な進化を目指す。

先進運転支援システムの開発では、AIが歩行者や自転車だけでなく、人間のジェスチャーや意図を高い精度と信頼性で認識できるようにする。これにより、誤った警告を発する可能性を減らし、駐車車両の陰から飛び出してくる歩行者などの存在を認識することも可能にする。

またAIは、歩行者が自動車に注意を払っているのか、スマートフォンに気を取られているのかを判断することができる。 これらのアルゴリズムは、自動運転システム、先進運転支援システム、コーナリング支援システムなど、さまざまなアプリケーションに統合されることになるという。

さらにAIベースのシステムが、EVなどの電動パワートレイン車の航続を延ばし、ドライバーの不安を解消することも可能にするという。コンチネンタルは、モビリティを自動化するためにAIを導入していく、としている。