トヨタ・センチュリー《撮影 雪岡直樹》

トヨタ自動車は11月6日、2018年4〜9月期(第2四半期)の連結決算を発表。国内販売は減少するも、アジアなど海外市場の好調やコスト低減により、増収増益となった。

2018年4〜9月期における日本、海外を合わせた自動車の連結販売台数は、前年同期比0.7%増の441万9000台だった。日本での販売台数は同5.2%減の103万1000台、海外は2.6%増の338万8000台。海外の内訳は、北米が同1.1%増の141万1000台、欧州が同5.1%増の49万3000台、アジアが同9%増の81万1000台、その他が同2.9%減の67万3000台だった。

これらの結果、売上高は3.4%増の14兆6740億円となった。また、営業利益は同15.1%増の1兆2618億円、税引前純利益は同23.7%増の1兆5488億円、純利益は同16.0%増の1兆2423億円だった。

営業利益の増減要因については、増益要因として、営業面の努力が1500億円、諸経費の増減・低減努力が400億円、原価改善の努力が300億円。一方、減益要因としては、為替変動の影響が200億円、スワップ評価損益などが347億円あった。

通期業績見通しについては、売上高29兆5000億円(前期比0.4%増)、営業利益2兆4000億円(微増)、税引前純利益2兆7200億円(3.8%増)、純利益2兆3000億円(7.8%減)とし、前期予想より上方修正した。

トヨタ・カムリ《撮影 雪岡直樹》