豊田自動織機のエンジンフォークリフト(参考画像)

豊田自動織機は10月31日、2018年4〜9月期(第2四半期累計)の連結決算を発表。売上高は同12.7%増の1兆0570億円と大幅な増収となった。

車両組立事業の売上高は『RAV4』は減少したものの、『ヴィッツ』が増加したことで、前年同期並みの350億円となった。エンジン事業は、AR型ガソリンエンジンが減少したものの、GD型ディーゼルエンジンが増加したことで、同5%増の493億円。カーエアコン用コンプレッサーも欧州では減少したものの、北米や新興国などで増加したことで、同2%増の1737億円となった。産業車両事業は、主力のフォークリフトトラックが北米・欧州を中心に各地域で増加したことに加え、物流ソリューション事業でも増収となったことで、同18%増の6977億円となった。

収益については、営業面の努力、原価改善活動の推進があったものの、原材料の値上がりや前年同期の退職給付制度変更の影響などにより、営業利益は同20.3%減の613億円、税引前利益は同10.8%減の983億円、四半期利益は同8.0%減の744億円となった。

今期の連結業績見通しについては、第2四半期連結累計期間の業績を踏まえ、上方修正。売上高を2兆2000億円(前回予想比+500億円)、税引前利益を1980億円(同+90億円)、最終利益を1500億円(同+40億円)とした。営業利益は1350億円とした前回予想を据え置いた。