デンソー(参考画像)《撮影 石田真一》

デンソーは10月31日、2018年4〜9月期(第2四半期累計)の連結決算を発表。自然災害による影響があったものの、車両生産の増加や拡販、デンソーテンの子会社化などにより、売上収益は前年同期比11.1%増の2兆6250億円と増収になった。

しかし営業利益は、前年度に発生した一過性の収益がなくなったことや、前年度との費用回収タイミングのずれ、将来の成長領域への投資の加速等により同25.5%減の1524億円で減益となった。税引前利益は同24.9%減の1702億円、四半期利益は同26.0%減の1141億円となった。

通期連結業績予想については、第2四半期連結累計期間の業績や為替の実績等を踏まえて上方修正。営業利益を3930億円(前回予想比+30億円)、税引前利益を4300億円(同+30億円)、当期利益を3050億円(同+20億円)とした。売上高は前回予想の5兆4000億円を据え置いた。