アウディのドイツ本社

アウディ(Audi)は10月16日、ディーゼル車の排ガス案件に関して、ドイツ検察当局から8億ユーロ(約1000億円)の罰金を科された、と発表した。

今回の罰金は、アウディが過去に開発・生産したディーゼルエンジン(V型6気筒とV型8気筒)に、排ガス基準を違法にクリアするソフトウェアを搭載していたことに対するもの。これらのエンジンは、アウディ、フォルクスワーゲン、ポルシェの一部車種に搭載されていた。

ドイツ検察当局がアウディに科した8億ユーロの罰金の内訳は、7億9500万ユーロが排ガス案件で得たとみなされる利益の没収。残りの500万ユーロが、法律に違反したことに対する制裁金となる。

アウディは、「ドイツ検察当局が科した罰金を受け入れ、責任を認める」とコメントしている。