ボルグワーナーが中国武漢に新工場を開所

ボルグワーナー(BorgWarner)は10月8日、中国武漢に新工場を開所した、と発表した。これにより、同社のグローバルでの電動パワートレインの生産能力が大幅に強化される、としている。

この新工場では、電動パワートレイン向けのモーターやベルト・オルタネーター・スターターシステム、スターター、オルタネーター、関連コンポーネントを生産する予定。中国ではハイブリッド車やEVに対する需要が伸びており、ボルグワーナーは新工場を建設して、これらの需要に対応していく。

武漢の新工場は、ボルグワーナーがレミー社を買収してから1年後の2016年に着工。この新工場は、旧レミー社の工場に近くの生産拠点を統合し、新しい生産ラインを追加したもの。ここでは、従来の生産能力に加えて、駆動モーター、P2モーターのほか、EVおよびハイブリッド車向け製品を初めて現地で生産することになる。

同工場は現在、300名を超える従業員を雇用しており、5年以内に従業員数が倍増する見通し。ボルグワーナーは、新工場に生産、エンジニアリング、品質、営業、物流、総務、経理を含む包括的な機能を統合した、としている。