東京ゲームショウ2018、ゲーミングPCブランドOMEN by hpのブースでは、もうすぐ市販も視野に入れて目下開発の最終段階に差し掛かっている最先端大型ゲーム用ディスプレイ「OMEN X by HP 65 BFGD 」参考出品され、注目を集めていた。
9月23日までの会期で幕張メッセで開催されている東京ゲームショウ2018。今年も大変な賑わいを見せる。最新のゲームがいち早く体験できたり、情報がお披露目されたりするため、多数のゲームファンが朝から多数詰め掛けていた。
近年ますます情報量が増えているゲームコンテンツ、表現がよりリアルになるばかりか、動きもより滑らかで速度感が忠実に再現されているものが増えている。そうしたゲームソフトにも対応し、日本HPによれば、通常のテレビであれば毎秒30フレーム程度ながら、このゲーミングディスプレイでは最速144フレームを誇り、映像のクオリティにおいて、次世代のスタンダードを切り拓くスペックが自慢だそうだ。「BFGD」はBig Format Gaming Displayを意味し、次世代の大画面のゲーミングモニター規格。これに対応している点が最大の特徴だ。
このゲーミングモニターのスペックを体感するため、やはり発売を目前に控えるマイクロソフトのレーシングゲーム「FORZA HORIZON 4」をテストプレイできるようになっていて、こちらもゲームファンの注目を集めていた。
FORZA HORIZON 4はイギリス・マン島を450車種の中から好きなクルマでドライブすることができる設定だ。そしてシリーズで初めて季節設定が盛り込まれた。このゲームをプレイし進めていく中で季節の変化も楽しむことができるのだ。風光明媚なマン島の四季折々の環境下を、夢のクルマでドライブすることができる。
クルマを操る上での走りの質感もしっかり表現されていて、プレイ中の人はもちろん、横で見ているだけの鑑賞に堪える、映画のワンシーンに登場したクルマを見ているかのような、美しいビジュアルも魅力の一つだ。季節の移ろいとともに変化する日差しの移ろい。においや湿度感まで伝わってきそうな風の描写、秋になれば落ち葉が舞い、窓に吹き付ける雪や雨粒などのしたたりの描写など、4Kクオリティでの描写にはゲームの進化のほどを見せつけられたようだった。
このディスプレイ、技術的に進化しているばかりか、日本においてもテレビの存在、立ち位置を変えるきっかけを内包していると日本HPの担当者は話す。「この65インチクラスのディスプレイは、日本では居間で家族団らんに供されることもあるいでしょう。しかし欧米では、テレビがもっとパーソナルな存在です。放送時間に合わせてテレビを視聴するのではなく、ゲームなどを楽しみながら、自分の都合に合わせてオンデマンド放送などを観る、という付き合い方が既に一般的です。今までは『大きいモニター=家族で見る』という暗黙のルールのようなものがありましたが、それとは異なる、パーソナルモニターの決定版としても大いにご期待いただきたいですね」と話していた。
このモニターで最新のレーシングゲームをすると、もはやゲームというよりも部屋に居ながら、本当のクルマでドライブでもしているかのような気持ちになる。あこがれのクルマでドライブでき、しかも交通事故のない世界での体験。ゲームファンのみならず、クルマの楽しさをあきらめられない人にも、大いに楽しんでもらえるのではないだろうか。発売時期、価格などは未定としながらも、今から待ち遠しい、そんなゲーミングモニターである。
もはやドライブそのもの! HPの65インチディスプレイ…東京ゲームショウ2018
2018年09月23日(日) 11時30分
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