ADVAN Sport V105(参考画像)

横浜ゴムは8月10日、2018年1-6月期の連結決算を発表。売上収益は前年同期比1.8%増の3097億円、事業利益が同9.5%増の238億円、営業利益が同32.3%増の264億円、四半期利益は同19.2%増の178億円と過去最高の売上収益、営業利益を達成した。

タイヤ事業では、新車用タイヤ販売は国内自動車生産台数減少等の影響が大きく、低調に推移したが、海外を含め、高付加価値商品の販売に積極的に取り組んだことから、売上収益は前期を上回った。市販用タイヤ販売は、国内では降雪が多く冬用タイヤが好調だったが、海外において、前期に値上げ実施前の一時的な販売増加があった反動により、売上収益は前期を下回った。

MB(マルチプル・ビジネス)では、ホース配管事業は、国内外の旺盛な建機需要に加え、自動車用ホース配管の販売が好調だったことにより、売上収益は前期を上回った。工業資材は、国内でのコンベヤベルトの販売が好調だったほか、海洋商品の販売が回復傾向であり、売上収益は前期を上回った。ハマタイト・電材および航空部品は前期を下回った。

2016年7月に買収したATG(アライアンスタイヤグループ)は、オフハイウェイタイヤが農業機械の需要が回復傾向にあることから新車用が好調で、売上収益は前期を上回った。

2018年度の業績予想は2月公表値を据え置き、売上収益6700億円、事業利益630億円、営業利益600億円、当期利益400億円を計画している。