ブリヂストンが発表した2018年1〜6月期の連結決算は、天然ゴムをはじめとする原材料・素材価格の上昇が影響し、営業利益は前年同期比1.4%減の1994億円で減益となった。
乗用車用タイヤは、北米や中国で新車用が大幅な伸びを示したが、補修用タイヤが日本や中国、北米で落ち込んだ。トラック・バス用は補修用が日本や北米で伸び悩んだものの、新車用が北米や中国で3割以上の伸びを示した。建設・鉱山車両用タイヤも伸び、タイヤ部門の売上は同2.4%増の1兆4740億円、営業利益は3.0%増の1906億円となった。
しかし、加工品、スポーツ用品、自転車などの多角化部門は、売上高こそ同0.3%増の3116億円で前年並みとなったが、営業利益は同48.0%減の89億円の大幅減となった。
この結果、全体の売上高は同1.9%増の1兆7754億円、営業利益は同1.4%減の1994億円、経常利益は同2.6%減の1908億円、純利益は前年に米国での民事訴訟関連の特別損失を計上していたことから、同2.1%増の1346億円となった。
通期業績見通しについては、売上高を前回予想比1000億円減の3兆7000億円、営業利益は同330億円減の4300億円、経常利益は同360億円減の4030億円、純利益は同30億円減の3050億円に下方修正した。
ブリヂストン、タイヤ部門順調も多角化部門不振で営業益1.4%減 2018年1-6月期決算
2018年08月09日(木) 18時32分
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