FCAのセルジオ・マルキオンネCEO(資料画像)《写真 Getty Images》

欧米の自動車大手、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は7月21日、セルジオ・マルキオンネCEOの退任を発表した。

セルジオ・マルキオンネCEOの退任は、健康上の理由。FCAによると、マルキオンネCEOは最近手術を受けたが、その後、合併症を患い、体調が急激に悪化したという。

セルジオ・マルキオンネCEOは2004年、フィアットのトップに就任。その後、2009年に経営破綻したクライスラーとフィアットを提携させ、クライスラーを再建。さらに、フィアットとクライスラーを経営統合し、FCAを誕生させた。

また、セルジオ・マルキオンネCEOは2016年、FCAから分社化したフェラーリのCEOにも就任していた。

およそ14年に渡って、FCAのトップを務めてきたセルジオ・マルキオンネCEO。当初の予定では、2019年にCEOを退任する計画だったが、1年前倒しでの退任となる。