ブラバム BT62(グッドウッド2018)

元F1ドライバーのデビッド・ブラバム氏が立ち上げた新しい自動車ブランド、「ブラバム・オートモーティブ」は7月12〜15日、英国で開催された「グッドウッドフェスティバルオブスピード2018」のヒルクライムにおいて、ブランド第一号車のブラバム『BT62』を初走行させた。

デビッド・ブラバム氏は1965年に生まれ、現在52歳。F1で3度タイトルを獲得したジャック・ブラバム氏の三男として知られる。デビッド・ブラバム氏は1990年と1994年、F1に参戦。その後、全日本GT選手権やルマン24時間耐久レースなどで活躍してきた。

そのブラバム・オートモーティブのブランド第一号車が、スーパーカーのブラバムBT62。車名の「BT」とは、ブラバムのF1マシンのシャーシ名に付けられていたBTに由来。これは、1961年にブラバムF1を立ち上げたジャック・ブラバム氏とロン・トーラナック氏の名前の頭文字をとったもの。

ブラバムBT62のミッドシップには、5.4リットルのV型8気筒ガソリン自然吸気エンジンを搭載。最大出力710ps、最大トルク68kgmを発生する。このエンジンを乾燥重量972kgの軽量ボディに組み合わせた。巨大なリアウィングなどにより、エアロダイナミクス性能を追求。最大で1200kg以上のダウンフォースを獲得する。

このブラバムBT62が、グッドウッドフェスティバルオブスピード名物のヒルクライムにおいて、初走行。野太いV8サウンドを轟かせながら、グッドウッドの丘を駆け上がっている。

ブラバム BT62(グッドウッド2018) ブラバム BT62(グッドウッド2018)