国土交通省は、平成30年7月豪雨に伴って、広島市と呉市を結ぶ道路の渋滞発生で、支援物資の供給や復興に障害が出ないようにするための渋滞対策をまとめた。
関係当局らで構成する「広島県災害時渋滞対策協議会」が協議した結果、渋滞対策として広島市と呉市を結ぶ国道31号の主要渋滞箇所のうち、小屋浦橋の右折レーン延伸、ナフコ周辺の右折レーン設置など、緊急交差点改良を4カ所で実施する。
広島呉道路・天応西〜呉と坂北〜坂南で、緊急自動車に加え、広島〜呉間の臨時輸送バスの通行を可能とする。山陽道・東広島呉道路経由の広域迂回ルートへの誘導を実施する。具体的には、利用者への情報提供とともに、高速道路の料金を調整し、山陽道・広島IC〜高屋IC・JCTの料金を半額とする。
また、国道31号における相乗りなど、交通量抑制の呼びかけについて、関係者協力し、強化する。国道31号沿いにがれきが散乱して道路交通を阻害しないよう関係者が協力して呼びかけなどを行う。
輸送量の増強に向け、フェリー・鉄道などと連携した対策を実施していく。
広島市と呉市を結ぶ道路の渋滞対策、山陽道を迂回するルートの通行料を半額に
2018年07月17日(火) 10時15分