欧州ビジネス評議会(AEB)は7月5日、2018年上半期(1〜6月)のロシアにおける新車販売の結果を公表した。商用車を含めた総販売台数は、84万9221台。前年同期比は18.2%増と、2桁増を達成する。
ブランド別トップは引き続き、ロシア自動車大手、アフトワズの乗用車ブランド「ラーダ」。上半期は16万9884台を売り上げ、前年同期比は21%増と2桁の伸び率。販売の主力は『Granta』で、4万5672台。前年同期比は8.8%増と回復する。新型車の『ベスタ』は4万9635台。前年同期比は43.5%増と、販売増に貢献する。
2位は、韓国のヒュンダイ傘下のキア。上半期は11万1214台を販売し、前年同期比は31%増と好調。コンパクトカーの『リオ』が5万1558台で、上半期のロシア最量販車に。前年同期比は11.7%増と支持を集める。
3位は韓国のヒュンダイ。上半期の販売台数は8万7035台。前年同期比は23%増と伸びた。小型セダンの『ソラリス』(海外名:『アクセント』)が3万3857台。前年同期比は、3.4%増と回復する。新型SUVの『クレタ』は、37.6%増の3万3224台を販売。
4位はルノー。上半期実績は、前年同期比16%増の7万0844台。『ダスター』が、前年同期比7.5%増の2万1290台。『キャプチャー』は10.2%増の1万5589台を売り上げた。
5位はフォルクスワーゲン。上半期実績は4万8158台で、前年同期比は22%増と、2桁の伸び。主力の『ポロ』が2万6966台。前年同期比は24.2%増だった。『ティグアン』は29.3%増の1万5579台と好調。
6位はトヨタで、上半期は4万7094台を販売。前年同期比は7%増と、プラスに転じた。『RAV4』が1万3423台を販売。前年同期比は16.2%減だった。『カムリ』は前年同期に対して横ばいの1万3884台。
7位は日産。上半期は3万7037台を売り上げ、前年同期比は5%増と回復。『エクストレイル』が1.8%増の1万0621台。『キャシュカイ』も4.8%増の1万0275台と伸びた。
2017年のロシア新車販売は、159万5737台。前年比は11.9%増と、5年ぶりに前年実績を上回っている。
ロシア新車販売18.2%増、トヨタと日産が回復 2018年上半期
2018年07月06日(金) 13時30分
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