ルマン24時間耐久レースでトヨタが初優勝 (c) Getty Images

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。


2018年6月18日付

●トヨタ、ルマン初V(読売・1面)

●大企業「相談役」廃止続き、財界人材たりない「若返り」期待も(読売・4面)

●二輪の歴史伝える名車(読売・17面)

●東北新幹線6時間不通、上下線全線、停電後、立ち往生(朝日・31面)

●共同世論調査「森友問題未決着」78%、内閣支持44%不支持を上回る(東京・1面)

●自動運転の安全を支援、高速道合流前方「先読み」システム開発、官民タッグ(日経・34面)


ひとくちコメント

「思いっきり走ってくれて、ありがとう」。トヨタ自動車の豊田章男社長は、20回目の挑戦で誰より長い距離を走ってくれたドライバーたちをねぎらうと同時に、「388ラップ、5300キロ余りを走りきったクルマ達にもこの言葉をかけてあげたい」とコメントした。

フランス西部のルマンで行われた世界最高峰の耐久レース「ルマン24時間レース」の決勝で、トヨタは中嶋一貴選手がトップでフィニッシュし、初優勝。また2位には、同じトヨタで小林可夢偉選手がフィニッシュし、トヨタが1位と2位を独占した。1985年に初参戦して以来、準優勝を5回経験しながら「あと一歩」で逃し続けていた悲願の達成である。

きょうの各紙も、毎日と日経を除く4紙が1面でも「トヨタ初Vルマン24時間」(朝日)と報じたほか、スポーツ面でも「トヨタ盤石ワンツー、ルマン初制覇」(読売)、「圧勝トヨタ悲願、徹底訓練故障の悪夢克服」(朝日)、「過酷ルマントヨタ開花」(東京)などと、関連記事を取り上げている。

ルマン24時間レースで日本の自動車メーカーが優勝するのは、1991年のマツダ以来2回目。トヨタが悲願のルマン制覇で、クルマ離れの若者たちらの関心をどこまで寄せ付けられるのかも興味深い。

ルマン24時間耐久レースでトヨタが初優勝 (c) Getty Images ルマン24時間耐久レースでトヨタが初優勝 (c) Getty Images ルマン24時間耐久レースでトヨタが初優勝 (c) Getty Images