早朝の時間帯、中央自動車道を走行していた乗用車が隣車線を同方向に走行していたクルマと衝突する事故が起きた。乗用車は急ハンドルを切った弾みで横転中破。乗用車がスリップしたことが直接的な原因とみられる。

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12日午前5時ごろ、山梨県都留市内の中央自動車道・富士吉田線で、下り線を同方向へ走行していた乗用車と軽乗用車が衝突する事故が起きた。この事故で乗用車の2人が重軽傷を負っている。

山梨県警・高速隊によると、現場は都留市四日市場付近で片側2車線の直線区間。乗用車は第2車線(追越車線)を走行していたが、スリップして第1車線側へ逸脱。直後に第1車線を同方向へ進行していた軽乗用車と衝突した。

乗用車は急ハンドルを切った弾みで横転中破。助手席に同乗していた60歳の男性が頚部骨折などの重傷。運転していた神奈川県川崎市内に在住する55歳の男性も打撲などの軽傷を負った。軽乗用車の運転者にケガはなかったという。

事故当時の現場は雨で路面がぬれており、滑りやすい状態となっていた。警察では乗用車の運転者から自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で事情を聞くとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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事故当時は雨が降っていなかったが、それ以前に降った雨で路面が濡れた状態になっており、滑りやすかったようだ。
横転したのは併走車両との衝突というより、衝突に慌てて急ハンドルを切ったことが直接的な原因とみられる。