ポルシェは6月8日、『911スピードスターコンセプト』を発表した。ポルシェの創業70周年を記念するコンセプトカーだが、今後市販される可能性もある。
同車は、現行「911」シリーズに追加される可能性のある「スピードスター」を示唆したコンセプトカー。外観は、傾斜を強めたフロントウインドウと短いウインドウフレーム、これに合わせて短縮されたサイドウインドウなどが特徴。フロントシート後方では、1988年の「911スピードスター」以来の伝統、「ダブルバブル」のカーボンファイバー製リアカバーが、ロールオーバープロテクション構造を覆うデザインを採用する。
911スピードスターコンセプトには、ソフトトップの代わりに軽量トノカバーを装備。駐車時に車内を雨から守るこのカバーは、8個のファスナーで取り付ける。フルバケットシートはカーボンファイバー製。ナビゲーションシステムやオーディオ、エアコンは未装備となり、軽量化を追求する。
ワイドボディは「911 カレラ4カブリオレ」がベース。フェンダーやフロントフード、リアカバーには、軽量なカーボンファイバー複合素材を使用する。シャシーは「911 GT3」がベース。21インチホイールはハイグロスポリッシュ仕上げ。チタン製エグゾーストシステムも採用する。トランスミッションは6速MT。水平対向6気筒ガソリンエンジンは、最大出力500psを引き出す。
ポルシェは、911スピードスターコンセプトの市販化を進めるかどうかの判断は、今後数か月以内に下す予定、としている。
ポルシェ 911 にスピードスターコンセプト、軽量ボディに500ps…市販の可能性も
2018年06月10日(日) 09時30分
関連ニュース
- ポルシェ『カイエンGTS』改良新型、日本での予約を開始---価格は1868万から (04月22日 14時30分)
- ポルシェが「911ターボ」50周年を祝う…No. 1は特注の誕生日プレゼントだった (04月21日 15時00分)
- ポルシェライフスタイル「ターボ No.1コレクション」発売…911ターボ50周年記念 (04月12日 12時57分)
- 究極の「GT3 RS」登場!? ポルシェモータースポーツの頂点「マンタイ」が開発中 (04月11日 21時00分)
- ポルシェ初の3列シートSUVをスクープ! 全長5mを超える3000万円級モデルか (04月07日 08時00分)