アキュラ(ホンダ)NSX 新型のパイクスピーク参戦マシン

ホンダの海外向け高級車ブランド、アキュラは6月7日、米国コロラド州で6月下旬に開催される「パイクスピーク国際ヒルクライム」に、『NSX』が参戦すると発表した。

パイクスピーク国際ヒルクライムは、米国コロラドスプリングスで、1916年から開催されているヒルクライムレース。競技は全長20kmのコースを一気に駆け上がり、タイムを競う。標高はスタート地点が2800mで、ゴール地点が4300m。標高差1500m、コーナー数156、ゴール付近では標高の高さに起因する酸素不足により、パワーが約30%ダウンする。

今年のパイクスピークに投入される新型NSXの最新仕様は、さらに軽量化を進めるとともに、より大きなリアウィングと新デザインのフロントリップスポイラーを採用。エアロダイナミクス性能を引き上げている。

また、ターボチャージャーは、パイクスピークの高い場所でのパワーロスを考慮して、大容量のターボチャージャーに変更。ソフトウェアもパイクスピーク用に、エンジンとスポーツハイブリッドシステムの性能を最適化するように調整された。さらに、SH-AWDシステムの性能をフルに引き出すように、ピレリ製のRコンパウンドタイヤが装着される。

NSXは、パイクスピークの「タイムアタック1」クラスにエントリー。ドライバーには、ホンダの北米パワートレイン開発グループのジェームズ・ロビンソン氏を起用する。アキュラは、ハイブリッド車による新記録を目指す、としている。

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