日野プロフィア トラクター

日野自動車は、大型トラック『プロフィア』のトラクターシリーズをモデルチェンジ、9月からの「平成28年排出ガス規制」に適合させ、7月10日に発売する。

新型プロフィアトラクターは、昨年5月に発売した新型プロフィア同様、エクステリアとインテリアデザインを一新。トラックとしての基本性能を大幅にアップさせ、安全性能の大幅進化を実現した。

安全面では、衝突被害軽減ブレーキ(PCS)の機能向上を図り、停止車両や歩行者も検知可能としたほか、夜間の視認性を向上させる「可変配光型LEDヘッドランプ」を標準装備。さらに、連結のロック確認などで使用できる「作業用トレーラブレーキ」をトラクター専用機能として新たに追加した。

また、ICTサービス用の通信端末を搭載し、4月より提供を開始した新サービス「HINO CONNECT」にも対応。各種顧客向け通知機能やウェブ閲覧機能を備え、万一のトラブル発生時の迅速な対応につなげ、顧客車両のアップタイム最大化を支援。また省燃費運転サポート機能も強化している。

そして今回、トラクターのモデルチェンジに合わせて、従来のクルーズコントロール機能に渋滞追従機能を追加した「スキャニングクルーズIII」を新たに設定した。ミリ波レーダーで先行車を検出し、車間距離維持に加え、先行車が停止した場合には追従して停車、ステアリングに設置されたスイッチまたはアクセル操作で再発進。高速道路走行時の運転負荷軽減に貢献する。

価格はハイルーフキャブ、リヤエアサス、スキャニングクルーズIII標準装備、E13C(ET-XX・450ps)エンジン、プロシフト12が1933万7400円など。