2018スーパー耐久第3戦富士24時間レース《撮影 益田和久》

2018年のスーパー耐久第3戦「富士SUPER TEC24時間レース」は6月3日(日)の15時00分にゴールを迎え、No. 99 Y’s distraction GTNET GT-Rが優勝を飾った。

スタートからNo. 3 ENDLESS GT-Rとの一騎打ちとなった99号車。開始5時間を過ぎたところでフルコースイエローのタイミングを使って逆転し、トップに浮上する。その後、深夜に3号車が再びトップに立つが、開始から14時間30分のところで左フロントのブレーキ部分から白煙が上がるトラブルが発生。3号車は30分近く修復作業に時間を要し、総合6番手まで後退してしまった。

その後は、ピットストップの関係でNo. 83 Phoenix Racing Asia R8の先行を許すが、チェッカーまで残り4時間30分のところで逆転を果たし、トップに浮上する。

しかし、24時間レースは波乱の連続で、残り3時間を切ったところでST-4クラスのNo. 58 ウィンマックステインワコーズDC5☆KRPが炎上。オイル処理等のため、このレース2度目の赤旗中断となった。

12時25分に再開されると、今度はST-Xクラス2番手を走行していた83号車が他車と接触し左リアタイヤとサスペンションにダメージを受け緊急ピットインを余儀なくされる。代わりに2番手に上がったNo. 777 D’station Porscheだが、残り1時間15分のところでエンジントラブルが発生。無念のリタイアとなってしまった。

ライバルのチームにトラブルが続発するなか、99号車は着実に周回を重ね、最後は759周で24時間を迎え、シリーズでは今季2勝目。50年ぶりに復活した富士24時間レースで優勝を飾った。2位には83号車のアウディ、3位にはNo. 81 J-Fly Racing R8が入った。

他クラスでは、1台のみのエントリーとなったST-1クラスのNo. 47 D’station Porsche cupは総合7位、ST-ZクラスのNo. 51 DIAMANGO Caymanは総合23位で完走。ST-TCRクラスはNo. 75 m-1 CARFACTORY RS3 LMSが優勝した。

ST-2クラスはNo. 6 新菱オート☆DIXCELエボX、ST-3クラスはNo.68埼玉トヨペットGreenBrave GR SPORT マークX、ST-4クラスはNo.55 Sunoasis田中建築86、ST-5クラスはNo.88 村上モータースMAZDAロードスターが各クラスの24時間レースを制した。

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