チーム・ペンスキーのメンバーと記念写真に納まるウィル・パワー。

予定の28日午前9時を過ぎてスタート・アンド・フィニッシュラインにやって来たインディ500マイルレースウィナーのウィル・パワー。クルーが磨き上げたウィニング・カーに乗り込み、恒例の撮影会が始まった。

チーム、エンジン・マニュファクチャラー、シャシー・コンストラクター、タイヤ・メーカー、スポンサーらと次々と写真に納まった。

夜にはディナー・パーティーと表彰式が組み合わされた「ヴィクトリー・セレブレーション」が催され、出場全33選手が集結した。

今年は32位に終わった昨年のウィナー、佐藤琢磨のスピーチはひと際注目を浴びた。昨年はテレビの放送時間ぎりぎりまで話し続けた琢磨は「短くするから」とまずは笑いを誘う。

「チャンピオンとして過ごさせてもらったこの一年は本当にアンビーバブルな体験でした。ビッグ! ビッグ! サンキュー・ソー・マッチ! ここに居るすべての人に感謝です。一年間、インディ500チャンピオンとしてエンジョイさせてもらいました」

「グローバルなプロモーションは本当にファンタスティックでした。F1日本グランプリで表彰台インタビューをさせてもらった時も、ルイス・ハミルトンは僕のしているチャンピオン・リングに興味津々でした。F1のみんながそうでした。インディ500がそれだけグローバルなものだと感じました。友人であるウィルの優勝は本当に嬉しい。ウィル! あの雄たけびは去年の僕より良かったよ(笑)」

この日、発表された賞金額は優勝したウィル・パワーが252万5454ドル(約2億7457万円)。32位に終わった佐藤琢磨でも30万0305ドル(約3265万円)というビッグなものだった。

ロジャー・ペンスキーと握手するウィル・パワー。 子供と写真に納まるウィル・パワー。