メルセデスベンツの高性能車部門、メルセデスAMGは5月28日、新型『CLSクーペ』の高性能マイルドハイブリッド車、「CLS 53 4MATIC+」を8月に発売すると発表した。
メルセデスAMGは、上級車種を中心に、「43」と「63」シリーズを展開。CLS 53 4MATIC+は、43と63の間に位置する「53」シリーズの第一弾モデルとなる。43および63シリーズと、53シリーズとの違いは、パワートレーンがマイルドハイブリッドという点。新開発のマイルドハイブリッドシステムは、「EQブースト・スターター・オルタネーター」と呼ばれ、メルセデスベンツが電動化に特化した新ブランドとして立ち上げた「EQ」の名前が冠される。
EQブースト・スターター・オルタネーターは、スターターモーターとオルタネーターを強力なモーターに内蔵し、排気量3.0リットルの直列6気筒ガソリンターボエンジンと9速ATの「9Gトロニック」の間にレイアウト。48Vの電装システムも採用する。そして、走行状況に応じて、自動的にエンジンのオン/オフを行い、燃費や排出ガス性能を引き上げる。
エンジンスペックは最大出力が435hp、最大トルクが53kgm。ブースト機能を備えており、モーターが最大で22hpのパワーと25.5kgmのトルクを瞬時に引き出し、加速時などにエンジンをアシストする。動力性能は、0〜100km/h加速が4.5秒、最高速は250km/h(リミッター作動)。AMGドライバーパッケージでは、リミッターが解除され、最高速は270km/hに到達する。
このマイルドハイブリッドシステムを搭載するCLS 53 4MATIC+は、欧州複合モード燃費が11.5km/リットル、CO2排出量が200g/km。ドイツ本国でのベース価格は、8万4430ユーロ(約1070万円)と公表されている。
メルセデス CLS 新型に「AMG 53」、高性能マイルドハイブリッドを8月に発売へ
2018年05月29日(火) 06時45分
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