新チャンピオン・パワーを祝福しにヴィクトリー・レーンに駆けつける佐藤琢磨。

「スピードに問題があったジェイムズと僕の間にはかなりの速度差があり、彼を避けきれませんでした」。第102回インディ500マイルレースをリタイアで終えた佐藤琢磨が談話を発表。

「最初に彼の存在に気づいたとき、スロットルペダルを戻し、ブレーキペダルさえ踏み込みましたが、まるでエアポケットに入り込んだかのように吸い込まれてしまいました。僕たちふたりにとってとても残念な状況で、チーム、ファン、サポーターの皆さんには大変申し訳なく思います」

「ロバート(ウィッケンズ)と僕は先頭グループに追いつき、その集団に加わっていました。グループに加わると、2台がサイド・バイ・サイドになっているのが見えました。そのとき、ジェイムズはおそらくひどいトラブルに見舞われていて、スロットルを戻していたのだと思います。2台のスピード差はとても大きい状況でした。彼を避けようとしましたが、残念ながらできませんでした」

新チャンピオン・パワーを祝福しにヴィクトリー・レーンに駆けつける佐藤琢磨。 新チャンピオン・パワーを祝福しにヴィクトリー・レーンに駆けつける佐藤琢磨。 チーム・ペンスキーの総師・ロジャー・ペンスキーとも握手。