トヨタ・レビンPHV(北京モーターショー2018)《撮影 平川亮》

中国のアルミニウムチャイナは5月18日、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)などの新エネルギー車(NEV)の増加により、アルミ合金の需要が急増していると発表した。

中国では、環境車の主軸として、中国政府が新エネルギー車の普及を後押し。税制面などで優遇措置を導入している。これにより、新エネルギー車の販売は好調だ。

アルミ合金の需要が急増しているのは、新エネルギー車向けに軽量素材の使用が増えているため。軽量化によって、燃費(電費)性能を高めるのが狙い。2018年4月に開催された北京モーターショー2018では、主要ブランドは174の新エネルギー車を出展。中国の新エネルギー車の市場は、2020年までに200万台に到達すると予想されている。

中国では2017年、新エネルギー車関連の政策32件がスタート。新エネルギー車を購入したユーザーに対する税還付措置は3年延長された。

アルミニウムチャイナは、電動パワートレーン技術やスマート技術とともに、軽量デザインが今後10年の新エネルギー車産業の特徴となるだろう、としている。

日産シルフィ・ゼロエミッション(北京モーターショー2018)《撮影 平川亮》 ホンダ理念EVコンセプト(北京モーターショー2018)《撮影 平川亮》