ダイムラーのディーター・ツェッチェ会長がフランスのエマニュエル・マクロン大統領と会談。フランスのハンバッハ工場におよそ5億ユーロを投資しEQの電動コンパクトカーを生産すると発表した

ダイムラーは5月18日、フランスのハンバッハ工場におよそ5億ユーロ(約653億円)を投資し、メルセデスベンツ「EQ」ブランドの電動コンパクトカーを生産すると発表した。

ハンバッハ工場は、スマートブランドの生産拠点。今回の投資は、同工場の生産設備の多くを、刷新する目的で行われる。

2020年以降、スマートブランドは電動車両のみとなる予定。それにより、スマートは、内燃機関搭載車から電動車に完全に移行する世界初の自動車ブランドになる。ハンバッハ工場では2012年から、スマートのEVを生産しており、そのノウハウをメルセデスベンツEQブランドの電動コンパクトカーの生産に導入していく。

また、メルセデスベンツ乗用車部門は2022年までに、10車種以上の電動車両を発売する予定。電動車の販売台数が2025年までに、メルセデスベンツの総販売台数の15〜25%を占めると想定している。

ダイムラーのディーター・ツェッチェ会長は、フランスのエマニュエル・マクロン大統領と会談。「我々は次のステップを踏み、100年以上の歴史の中で初めて、メルセデスベンツの生産をフランスで行う。ハンバッハでEQのコンパクトモデルを生産し、電動車におけるイニシアチブを維持していく」と述べている。