デンソーテンは5月14日、2018年3月期(2017年4月〜2018年3月)連結決算を発表。自動車向けOEM製品のモデル切替などで、減収減益となった。

デンソーテンは2017年11月、富士通テンの株主資本構成変更により、デンソーグループの一員としてスタート。2018年3月期は、新体制への移行をスムーズに行うとともに、力ある成長の土台をつくる年と位置づけ、事業の基盤づくりに取り組んできた。

当期の業績は、カーナビゲーション・オーディオなどOEM製品のモデル切り替えにより、連結売上高は前期比0.9%減の3799億9600万円で減収となった。損益については、売上減による粗利減に加え、先行技術開発への投資増加等により、営業利益は同43.0%減の76億8100万円、当期純利益は同52.7%減の21億9800万円となった。

今期の業績については、円高による為替影響を見込むものの、開発の効率化や経費削減効果等により、売上高は前期比5.4%減の3594億円、営業利益は同16.8%増の89億7000万円、当期純利益は同141.1%増の53億円を見込む。