ダイムラーグループの三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は5月9日、マレーシアの現地販売代理店をメルセデス・ベンツ・マレーシア(MBM社)から、ハップセン・トラックス・ディストリビューション社(HSTD社)に変更したことを発表した。
FUSO(ふそう)ブランドは25年以上前にマレーシアに参入し、2005年からはMBM社を現地販売代理店として、日本からCKD(コンプリート・ノックダウン)として出荷する、小型トラックと中型トラックなどを中心に製品を提供してきた。また、同社はメルセデス・ベンツブランドの乗用車の販売・サービスも担っており、今回の現地販売代理店の交代は、各事業部門を個々の顧客ニーズに注力させるダイムラーの顧客第一戦略の一環となる。
新たに販売代理店となるHSTD社は、マレーシア証券取引所に上場している複合企業ハップセン・コンソリデーテッド(HSCB社)傘下の商用車部門。HSCB社は、プランテーション、不動産投資・開発、信用融資、肥料事業、建築資材、自動車の6つの中核事業を持つとともに、ダイムラー商用車の大口の顧客でもあり、現地の顧客ニーズに精通している。
今後は、MBM社がメルセデスベンツ・ブランド乗用車に、HSTD社がFUSOブランド商用車に、それぞれ特化し、顧客に幅広い商品を提供するとともにアフターサービス体制を強化していく。
ダイムラーグループ、マレーシアでふそう代理店を変更…乗用車と商用車の事業を分離
2018年05月10日(木) 14時30分
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