MotoGPの2018年の年間予選最速者に贈呈されるBMW M3 CS

BMWは5月7日、二輪レース世界最高峰のMotoGPにおいて、2018年の年間予選最速者に『M3 CS』を贈呈すると発表した。

M3 CSは最新の「M3セダン」をベースに、さらなる高性能を追求した新たな限定車。そのハイライトは軽量化にある。M3 CSでは、ボンネットやルーフなどに、軽量素材のCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)を使用。車両重量は55kg軽い1585kgに抑えられた。

また、車体のリアには、専用デザインのカーボンファイバー製リアスポイラーを装着するなど、エアロダイナミクス性能を向上。BMWによると、リアアクスルのリフトを大幅に低減させているという。

直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボエンジンには、吸排気系を中心に、専用チューニングを実施。M3セダンの「コンペティションパッケージ」に対して、最大出力はプラス10hpの460hp、最大トルクはプラス5.1kgmの61.2kgmを獲得する。トランスミッションは7速デュアルクラッチ。0〜100km/h加速は3.9秒、最高速は280km/h(リミッター作動)に到達する。

足回りは、サスペンションやブレーキを強化。内装はアルカンターラとツートンのフルレザーを組み合わせる。Mスポーツシートも採用。なお、M3 CSは、世界限定1200台を生産する計画。

BMWはこのM3 CS を、「BMW Mアワード」として、MotoGPの2018年の年間予選最速者に贈呈することを決定。ボディカラーは、フローズンダークブルーで塗装。MotoGP の2018年シーズンの終わりに、BMW Mアワードを発表する、としている。