FR10速オートマチックトランスミッション「AWR10L65」

アイシン精機は4月27日、2018年3月期(2017年4月〜2018年3月)の連結決算を発表。売上、利益ともに過去最高を記録した。

ATやボディ部品の販売が好調だったほか、アート金属工業を子会社化したこと等により、売上高は前年比9.7%増の3兆9089億円、過去最高となった。

営業利益は、原材料価格の上昇や償却費の増加、前年にシロキ工業株式交換差益があったことなどの減益要因があったが、売上増加や為替差益等により、同11.0%増の2538億円だった。税引前利益は同13.0%増の2681億円、純利益は同6.2%増の1345億円。いずれも過去最高益を記録した。

今期の業績見通しについては、AT販売台数の増加等により、売上は過去最高の3兆9800億円(1.8%増)を計画。営業利益は売上増加があるが、償却費や研究開発費等の固定費増加、為替差損などにより前年並みの2550億円(0.5%増)、税引前利益は2700億円(0.7%増)、当期利益は1330億円(1.2%減)とした。