メルセデスベンツ『Vクラス』の改良新型プロトタイプを再びキャッチした。これまでよりカモフラージュも軽く、フロントバンパーのデザインも見えてきた。
擬装されたラジエーターグリルには、薄いフィンと大型化されたスリーポインテッドスターが装備される他、リップスポイラーの役目も果たすバンパーとエアインテークが確認出来る。注目すべきは、フロントガラス上部にあるセンサーと、グリル中央の大きなセンサーだ。これらは先進の運転支援機能の搭載を意味している。さらに既存の緊急ブレーキ、レーンキープアシスト、横風アシスト、クルーズコントロールなど安全システムは最新世代へアップグレードされる。
室内では『Aクラス』にも採用される、「MBUX」スマートマルチメディアシステムの搭載が濃厚で、コックピットの高級化が図られるという。ダッシュマウントされた2つのディスプレイのタッチスクリーンから、実行したい多くのリクエストを呼び出すことが可能で、音声入力にも対応している。これらの先進機能や高級感の向上により、特に日本においては国産高級ミニバンとして確固たる地位を築いているトヨタ『アルファード/ヴェルファイア』に対抗することになるだろう。
パワートレインは、160psを発揮する「220d」、187psを発揮する「250d」がキャリオーバーされる見込みで、燃費向上にも期待できる。
ワールドプレミアは、早ければ2018年秋。遅くとも2019年春までにはお披露目となるはずだ。
アル/ヴェル追撃か、メルセデス Vクラス 改良新型は先進機能と高級感で勝負
2018年04月28日(土) 08時00分
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