決算を発表するスバルの吉永泰之社長《撮影 池原照雄》

SUBARU(スバル)は4月27日の午後5時から東京都渋谷区の本社で吉永泰之社長らが記者会見し、国内工場での完成検査時の燃費・排出ガスデータ書き換えについて調査結果などの説明を行う。

これは、2017年秋に群馬製作所の本工場および矢島工場の完成検査工程で、無資格者が検査に携わっていた問題を調査する過程で、燃費と排ガスのデータについても不正が明らかになったもの。

スバルは27日午後に、吉永社長が国土交通省にこの問題の調査結果を報告し、品質保証本部長の大崎篤常務執行役員らとともに記者会見、対象となった車種や台数などを公表する。

スバルは不適切な完成検査に関し、14年1月から17年12月に群馬製作所から出荷された車両を対象に、17年11月と18年2月に合計で約39万7000台のリコールを国交省に届け出ている。

スバル群馬製作所の不適切な完成検査で、再発防止を含めた報告書を手渡す吉永社長《撮影 中島みなみ》 スバル・インプレッサ