日産 リーフ 新型のユーロNCAP衝突テスト

欧州で唯一、公的な衝突テストを行うユーロNCAPコンソーシアムは4月26日、新型日産『リーフ』の衝突安全テストの結果を公表した。最高評価の5つ星に認定している。

ユーロNCAPの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、ポール衝突32km/h、歩行者衝突40km/hで行う。ユーロNCAPの評価は、4項目に応じてポイントを配分。最重要視される「成人乗員保護性能」に、ポイントの40%を配分。「子ども乗員保護性能」と「歩行者保護性能」、エアバッグやABS、ESCなどの「安全補助装置」の3項目には、各20%を配分する。

さらに、ユーロNCAPは2015年から、前面フルラップ衝突テストを導入。背の低い女性ドライバーと、後席に乗員を乗せた状態を想定し、テストを行う。緊急回避の自動ブレーキをはじめ、先進の安全装備も、評価基準となった。最新の2018年の制度では、自転車との衝突における安全性も評価される。

最高の5つ星を得るためには、「成人乗員保護性能」で80%以上、「子ども乗員保護性能」で75%以上、「歩行者保護性能」で60%以上、「安全補助装置」で50%以上のポイントを獲得するのが条件。4項目のひとつでも、基準のポイントを下回り、4つ星以下となった場合、総合評価で5つ星と認定されない。

新型日産リーフのテスト結果は、成人乗員保護性能が35.4点(93%)で、5つ星の条件を満たす。子ども乗員保護性能は42.3点(86%)で、5つ星の条件に適合。歩行者保護性能は34.2点(71%)と、5つ星条件に見合う。安全補助装置は9.3点(71%)と、5つ星に必要な50%を上回った。

これらの結果、新型日産リーフはユーロNCAPから、総合評価で最高の5つ星と認定されている。

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