ガードレールに衝突したことで大破したクルマから運転者が車外に投げ出される事故が起きた。通行人が発見したが、男性はその場で死亡が確認されている。

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25日午後9時ごろ、長野県大町市内の県道で前部が損壊した乗用車と、その近くに倒れている男性を通行人が発見。警察へ通報した。男性は死亡。衝突事故を起こしたクルマから投げ出されたものとみて、調べを進めている。

長野県警・大町署によると、現場は大町市常盤付近で片側1車線の直線区間。現場を通りかかった人が、ガードレールに衝突して前部が大破した乗用車と、その近くで頭などから血を流して倒れている男性を発見。警察へ通報した。

これを受けて現場へ急行した同署員が男性の死亡を確認。後の調べで松川村内に在住する54歳の男性と判明している。

クルマの破損状況などから、警察ではガードレールへの単独事故を起こした男性が衝突の弾みで車外に投げ出され、死亡したものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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当初は死亡した男性が運転者だとは断定できず、運転者が逃走してのひき逃げも疑われていたという。結果としては一般的なところに落ち着いたが、現場は夜間の交通量が少ない場所であり、事故の目撃者も存在しないため、疑われる可能性はすべて疑うという判断からそうなったようだ。警察は引き続き、事故が起きた推定時刻の確定を進めている。