BMWグループは、ドイツで開催中の「デジタルデイ2018」において、コネクテッドカーと安全に情報をやり取りするために、セキュリティ性の高いITバックエンドを構築した、と発表した。
コネクテッドカーは現在、合計46の市場で安全なモバイル接続を介して、ライブ情報を受け取り、BMWグループのITバックエンドにデータを送信できるようになった。これにより、リアルタイム危険情報警告の配信や、ナビゲーションマップの更新がネット経由で行える。
将来、この安全なITバックエンドは、データベースを利用する他のアプリケーションのためのプラットフォームを提供する。BMWグループはクラウドコンピューティングやAI(人工知能)分野の技術を駆使して、既存の機能を最適化し、並行して新しいサービスを開発している。そのためにはデータ保護とデータセキュリティが最重要課題。
BMWグループが管理・運営する専用システム同士の相互作用により、セキュリティと有用性を保証。こうしたアプローチにより、社外のパートナー企業のサービスを統合するバックエンドを条件付きで開放することも可能になり、急速に革新し続けるインターネットを、顧客の利益のために利用することができるという。
なお、専用システムには、BMWコネクテッドによる個人用サービスを提供するために使用されるオープンモビリティクラウドと、危険情報の警告をリアルタイムで送信するロケーションプラットフォームが含まれる、としている。
BMW、高セキュリティのITバックエンドを構築…コネクトカーと安全に情報をやり取りへ
2018年04月19日(木) 21時30分
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