夜間の見通しが悪い県道を横断していた高齢男性が乗用車にはねられる事故が起きた。ショートカット横断が原因とみられ、男性は死亡している。

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15日午後7時50分ごろ、愛媛県松山市内の県道を徒歩で横断していた高齢男性に対し、交差進行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。男性は死亡。警察はクルマの運転者を逮捕している。

愛媛県警・松山東署によると、現場は松山市畑寺2丁目付近で片側1車線の直線区間。横断歩道や信号機は設置されていない。78歳の男性は徒歩で道路を横断していたところ、左方向から交差進行してきた乗用車にはねられた。

男性は近くの病院へ収容されたが、全身強打でまもなく死亡。クルマを運転していた同市内に在住する34歳の男にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。男性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを続けている。

現場は夜間の見通しが悪い区間。警察の聴取に対して男は「人をはねたことは間違いない」などと供述しており、警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

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現場近くには横断歩道や信号機も設置され、安全に横断できる交差点もあった。
住宅地の中を通る区間だが、交通量は多めだという。