マツダは4月13日、『CX-5』および『アテンザ』のディーゼルエンジン不具合について、改善対策が不十分だったとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、2012年2月13日〜2013年9月27日に製造された6万3208台。
マツダは2014年12月、CX-5およびアテンザのディーゼルエンジン用オイルフィルターの不具合により、ブレーキアシスト力や加速性能が低下するとして、改善対策を届け出た。しかし、改善対策が不十分で、同様の不具合が発生するおそれがあることが判明したため、より重要度の高いリコールとして届け出た。
不具合の起因となっているのは、オイルフィルター。前回の改善対策では、対策品に交換するとともにエンジンフードに純正外のオイルフィルターを使用しない旨の注意ラベルを貼るとしたが、使用者への周知が十分でなかったため、リリーフバルブの開弁圧が不適切な純正外オイルフィルターの使用が一部で続いていた。その結果、エンジン内部で発生する金属粉がオイルフィルターで十分に捕捉されず、バキュームポンプやターボチャージャに混入。ブレーキアシスト力や加速性能が低下したなどの不具合がのべ348件、市場より報告された。
今回は改善対策を強化。全車両、バキュームポンプを対策品に交換するとともに、ターボチャージャを点検し、異常なものは新品に交換。オイルフィルターも点検し、不適切なものは対策品に交換する。また、使用者に注意喚起するとともに、エンジンフードに純正外のオイルフィルターを使用しない旨の注意ラベルを貼り付ける。
マツダ、CX-5 など6万3000台をリコール「純正外のオイルフィルターを使わないで」
2018年04月13日(金) 15時45分
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