フランス・アルプス山脈の標高2700mの雪原に描き出されたランドローバー・ディフェンダーの巨大シルエット

ランドローバーはブランド誕生70周年を記念して、フランス・アルプス山脈の標高2700mの雪原に、幅250mにも及ぶブランド最初の市販車、『ディフェンダー』のシルエットを描いた作品を発表した。

このスノーアートは、ランドローバーの前身の当時のローバー社のエンジニアリングディレクター、モーリス・ウィルクス氏が、同じく当時のマネージングディレクターで兄のスペンサー・ウィルクス氏に、レッドワーフベイの砂浜に初代「LAND ROVER」のスケッチを描き、提案したという誕生エピソードに敬意を表して実施したもの。

モーリスが描いた先進的なデザインが「LAND ROVER」と命名され、ランドローバーの最初の市販車(シリーズ1)の誕生のきっかけとなった。シリーズ1はモデル名を持たなかったが、ラインナップが増えた後に「ディフェンダー」と命名されている。

作品を手がけたのは、スノーアーティストのサイモン・ベック氏。自らの足を使って、幾何学の形や線を描くスノーアーティストのサイモン・ベック氏は、氷点下の気温にひるむことなく、フランスのラ・プラーニュに位置する標高2700mのアルプス山脈の中腹に、ディフェンダーのシルエットを描き出した。

この巨大スノーアートを作成するために、ベック氏がフランスのアルプス山脈を歩いた距離は16.5km。歩数では2万0894歩にも達した、としている。

ランドローバーでは、1948年のアムステルダムモーターショーでシリーズ1を披露した日から70年を迎える2018年4月30日を「World Land Rover Day」に設定し、関連記念イベントを企画しており、スノーアートもそのひとつ。

ランドローバー・シリーズ1 ランドローバー サイモン・ベック