信号機は無いものの、横断歩道が設置された見通しの良い市道を渡っていた高齢女性がワゴン車にはねられた。クルマの前方不注視が主因とみられ、女性は死亡している。

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10日午後2時30分ごろ、山口県宇部市内の市道で、徒歩で横断歩道を渡っていた高齢女性に対し、交差進行してきたワゴン車が衝突する事故が起きた。女性は収容先の病院で死亡。警察はクルマの運転者を逮捕している。

山口県警・宇部署によると、現場は宇部市西平原付近で片側1車線の直線区間。横断歩道はあるが、信号機は設置されていない。81歳の女性は徒歩で横断歩道を渡っていたところ、左方向から交差進行してきたワゴン車にはねられた。

女性は頭部などを強打。意識不明の状態で近くの病院へ収容されたが、回復することなく約2時間後に死亡した。クルマを運転していた同市内に在住する29歳の男にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。女性死亡後は同致死に切り替え、調べを続けている。

現場は見通しの良い区間。警察では車両側の前方不注視が事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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現場は見通しの良い直線区間だが、女性は横断歩道を渡りきる直前でクルマにはねられていた。クルマの運転者が前方を注視したならば事故は避けられていた可能性が高い