見通しの悪いカーブを抜けた先に路上駐車されていたゴミ収集のトラックに対し、後ろからきたバイクが追突する事故が起きた。この事故でバイクの運転者が死亡している。

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7日午前4時ごろ、長崎県長崎市内の国道34号を走行していたバイクが、路上駐車していたトラック(ゴミ収集車)に追突する事故が起きた。この事故でバイクを運転していた男性が収容先の病院で死亡している。

長崎県警・長崎署によると、現場は長崎市宿町付近で片側1車線の直線区間。トラックはゴミの回収作業中で、道路左側の路肩へ駐車していたところ、後ろから進行してきた小型バイクが追突した。

バイクはほとんど減速しない状態で追突しており、運転していた同市内に在住する60歳の男性は胸部などを強打。意識不明の状態で近くの病院へ収容されたが、回復することなく約2時間後に死亡している。警察ではトラックを運転していた44歳の男性から自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。

現場は手前にカーブがあって見通しが悪い区間。トラック運転者の男性は作業のために車両から離れていたが、ハザードランプは点灯させていたという。警察では双方の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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カーブを抜けた先にトラックが路上駐車していることを予測して走行するのは難しいだろう。ハザードランプを点灯させていたとはいえ、気づくのが直前であるならば回避も難しくなる。交通量が少ない時間帯でもあるので、そこを慢心したのかもしれない。