PSAグループは、シトロエン『C4』とDSブランドの『DS4』のユーザーが参加して、「V2X」(Vehicle to Everything:車車間通信・路車間通信)の実証実験を行うと発表した。
この実証実験は、フランス政府が主導している「SCOOP」プロジェクトの一環として実施されるもの。SCOOPは道路の安全性を引き上げ、交通管理を向上させることを目的としたフランスのパイロットインテリジェント輸送システム。自動運転のコネクテッドカーの実用性に向けての重要なステップになるという。
SCOOPには、PSAグループだけでなく、同じくフランスの自動車メーカー、ルノーも参画している。シトロエンC4とDS4のユーザーは、インターネット上で手続きをするだけで、SCOOPのV2Xの実証実験に参加できる。
PSAグループは、実証実験に参加するシトロエンC4とDS4のユーザーに対して、車載用の機器を供給。専用のモデム、アンテナ、ソフトウェアを車両に取り付けることで、車車間通信や路車間通信が行える。
すでにフランス国内では、2000km以上の道路が車車間通信や路車間通信に対応。PSAグループは、車両とインフラ間でやり取りされるデータが、自動運転車のカメラやレーダーが得るデータとのギャップを埋める、としている。
シトロエン C4 と DS4 のユーザーが参加可能、コネクトカー「V2X」の実証実験
2018年04月09日(月) 10時45分
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