住宅地の中にある見通しの悪い丁字路交差点で、自転車に乗った男児が交差進行してきた軽乗用車にはねられた。
男児は近くの病院へ収容されたが、意識不明の重体となっている。

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18日午後5時50分ごろ、石川県白山市内の市道を走行していた軽乗用車と、丁字路交差点から進出してきた自転車が出会い頭に衝突する事故が起きた。この事故で自転車に乗っていた男児が重体となっている。

石川県警・白山署によると、現場は白山市青葉台2丁目付近で車線区別のない幅員約4mの直線区間。丁字路交差点に横断歩道や信号機は設置されていない。軽乗用車が優先側の道路を走行していたところ、丁字路交差点を左方向から進行してきた自転車と出会い頭に衝突した。

衝突の弾みで自転車は転倒。乗っていた12歳の男児は路上へ投げ出された際に頭部などを強打し、近くの病院へ収容されたが意識不明の重体となった。クルマを運転していた同市内に在住する27歳の女性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で事情を聞いている。

現場は住宅地の中にある見通しの悪い交差点。警察は男児の自転車が安全確認を怠り、漫然と進入してきたものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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事故が起きた時間帯は日没直前で、周囲も薄暗くなっていた。
男児の自転車は安全確認を怠って(おそらくは何の確認もせずに)交差点に漫然侵入し、右から進行してきたクルマと衝突している。
男児が関係する典型的な飛び出し案件ともいえるが、止まって左右を確認するだけで事故を防ぐことができる。注意することで子供は嫌がるだろうが、大人としてはこれを徹底させたいところだ。