フォルクスワーゲン I.D. VIZZION(ジュネーブモーターショー2018)

エヌビディア(NVIDIA)は、フォルクスワーゲンがジュネーブモーターショー2018で初公開したコンセプトカーの『I.D. VIZZION』に、レベル5の完全自動運転を可能にする「NVIDIA DRIVE IX」が採用された、と発表した。

I.D. VIZZIONは、フォルクスワーゲンの次世代コンセプトカー、「I.D.」シリーズの第4作目。全長5110mmの大型のEVサルーンで、最新の自動運転技術が搭載される。I.D. VIZZIONは、ドライバーが運転操作を行わない完全自動運転車。そのため、ステアリングホイールやペダルは装備されない。

また、I.D. VIZZIONは、フォルクスワーゲングループの新世代電動車両向けプラットフォーム、「MEB」をベースに開発。1回の充電での航続は、最大650kmの性能を備える。

このI.D. VIZZIONに、レベル5の完全自動運転を可能にするNVIDIA DRIVE IXが採用。NVIDIA DRIVE IXプラットフォームは、AI 対応アプリケーションを作成するためのソフトウェア開発キット。AI 対応アプリケーションには、自動車のロックを自動的に開閉するための顔認識、潜在的な危険についてドライバーに警告するための周辺環境認識、ユーザー操作のためのジェスチャ認識、正確な音声制御のための自然言語認識、ドライバーのわき見運転警告のための視線追跡などがある。

エヌビディアは、NVIDIA DRIVE IXはNVIDIA DRIVE PX ハードウェアとの組み合わせで 、AI Co-Pilot を実現するための理想的なプラットフォームになる、としている。

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