ルノー(ジュネーブモーターショー2018) (c) Getty Images

ルノー日産三菱アライアンスは3月14日、4月1日付けで発足する新体制を発表した。

新体制は、アライアンスの重点分野におけるシナジー創出を加速させるのが狙い。中期計画「アライアンス2022」の一環として、機能統合を拡大していく。

今回の発表は、ルノー、日産自動車、三菱自動車の自主性とそれぞれの戦略を維持しながら、各社の業績向上と成長のスピードを上げるためのさらなる一歩になるもの。9名のアライアンスリーダーが指名され、アライアンスのカルロス・ゴーンCEOにレポートする体制を敷く。

9名のアライアンスリーダーは、研究開発担当、生産・生産技術・物流担当、購買担当、品質・TCS(トータル・カスタマー・サティスファクション)担当、アフターセールス担当、事業開発担当、人財担当、小型商用車事業担当、CEOオフィス担当。

カルロス・ゴーンCEOは、「新たなアライアンスチームの役割は、機能統合を次の段階に推し進めること。コスト削減、売上高の増大、コスト回避策を通じて、年間のシナジー額を2016年の50億ユーロから、アライアンス2022終了時には100億ユーロを超える水準まで伸ばしていく」と述べている。

日産自動車(ジュネーブモーターショー2018) (c) Getty Images 三菱自動車(ジュネーブモーターショー2018) (c) Getty Images