シトロエンは、スイスで開幕したジュネーブモーターショー2018において、世界市場における戦略的な拡大計画を発表した。
シトロエンは現在、主力の欧州市場のみならず、世界市場で攻勢に出ている。その目的は、2020年までに世界新車販売における欧州以外の販売シェアを、全体の45%に引き上げること。2017年の26%と比較して、19ポイントの増加となる。
この目標達成に向けて、シトロエンはとくに南米とロシアでの活動強化に乗り出す。南米では、ブラジルで『C4カクタス』の現地生産を、2018年前半に開始する予定。現地生産されるC4カクタスは、南米の顧客の嗜好を取り入れたモデルとなり、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、コロンビアなどの主要市場へ投入される。
ロシアではカルーガ工場において、新型『ジャンパー』の現地生産を開始したばかり。現地での生産開始は、ロシア市場において、競争力のある価格の車両をラインナップするというブランドの方針決定を示すもの。4月には、『スペースツアラー』のロシア投入も予定している。
中東では、2012年のイランからの撤退以来、PSAグループが2016年に4年ぶりの復帰を発表。イランでは、新型『C3』を現地生産し、2018年上半期(1〜6月)の現地発売を計画している。
シトロエン、世界市場で拡大戦略---南米とロシアをとくに重視
2018年03月14日(水) 00時45分
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