夜明け前の薄暗い中、自転車で道路を横断していた高齢女性が乗用車にはねられた。女性は転倒した際に頭部を強打して意識不明の重体となった。

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11日午前6時ごろ、熊本県熊本市北区内の国道3号で、自転車に乗って道路を横断していた高齢女性に対し、交差進行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。女性は重体となっており、警察はクルマの運転者から事情を聞いている。

熊本県警・山鹿署によると、現場は熊本市北区植木町岩野付近で片側1車線の緩やかなカーブ。横断歩道や信号機は設置されていない。75歳の女性は自転車に乗って道路を横断していたところ、交差進行してきた乗用車にはねられた。

女性は転倒した際に頭部を強打。近くの病院へ収容されたが、意識不明の重体となった。クルマを運転していた37歳の女性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で事情を聞いている。

現場は見通しの良い区間。事故当時は日の出前で薄暗い状態だった。警察では双方の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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現場は昼夜を通して交通量が多い区間だという。自転車側からはクルマが見えていたとしても、クルマ側から歩行者や自転車が見えているとはかぎらない。朝夕の薄暗い時間帯は昼間以上に注意して横断することが必要だ。